今回は今では日本のスーパーでも見かけるようになったフランス語でアンディーブ、英語でチコリと言う野菜について色々紹介していきたいと思います
同じ様な名前の野菜にエンダイブというものもありますが混同しないようにお願いします。
スーパーではベルギーチコリなどの商品名で売っています。
それでは色々と活用の仕方を紹介していきます。(記事内ではアンディーブで表記します)
Table of Contents
まずは生食 サラダ活用
アンディーブはそのほろ苦い味わいと、薄黄色から白になる綺麗な色合いでサラダとして活用すると緑色に白や黄色が映えてサラダのグレードがアップします。
またその味から生ハムやスモークサーモン、ベーコンなどとも相性が良く料理としてのサラダを作るには非常に使える食材だといえます。
また柑橘やイチゴなどのフルーツとも相性が良く甘い味とも合うので、レモンドレッシングやイチゴのドレッシング、ホワイトバルサミコのドレッシングにも合う非常にフランス料理向き食材と言えます。
今回はマニアック回です。色々紹介していきます。
ホワイトバルサミコドレッシング
ホワイトバルサミコを1:オイル3〜4で混ぜ合わせる塩はオイルの重さの1%ぐらいを目安に入れてください。
オイルはサラダ油メインで少しだけオリーブオイルを加えると香りがします、逆にオリーブオイル、特にバージンだと苦く感じたり、冷やすと固まったりするので使いにくいものになってしまいます。
またバルサミコの半分から1割くらいをレモンや他の柑橘のジュースを混ぜることでフルーツドレッシングも作れます。
さらに、メチャクチャマニアックになりますが、薬局で売っているトロミールを酢の方に入れてドレシングを作るととろみがついて野菜との絡みが良くなります。常温で溶けるので他にも応用可能ですが、少しずつ入れないとドロドロになってしまうため注意が必要です、時間が経つと濃度がつくので入れたら15分くらいおく必要がありますベーコン
ベーコン、赤ワインビネガードレッシング
テフロンフライパンでベーコンを軽く炒め取り出し赤ワインビネガーを投入軽く煮詰めボールに濾し入れ赤ワインビネガを足して50ccにしてオリーブオイルを200〜250cc入れ塩を2g入れ黒胡椒を引いて味を整える、アンディーブや他のサラダを混ぜベーコンを乗せドレッシングをかける、ナッツやりんごの細切り、ブルーチーズなどを乗せても美味しいです
またイチゴドレッシングも鴨肉の冷製や生ハムを乗せたアンディーブのサラダに最高にあいます
スモークサーモンサラダ、生ハムサラダ
アンディーブはその独特な舟型を活かして葉っぱを外し、その中に盛り込むこともあります。 1人前ずつに分かれ、かつ見た目もオシャレなので、パーティ料理などにも使われてます
スモークサーモンは乾燥を防ぐためにオリーブオイルを少しかけて、小さく切ったクリームチーズやイタリアンパセリ、ピンクペッパーと共にアンディーブに乗せ、少しだけホワイトバルサミコドレッシングをかけて完成
生ハムはオレンジや八朔、グレープフルーツを小さくカットしたものとあえて、アンディーブに盛り込み少しエクストラバージンオイルをかけて完成です。
アンディーブのムニエル、キャラメリゼ
アンディーブは焼いても美味しいです。
アンディーブを縦半分に割り粉を薄くまぶし、フライパンにバターを溶かし中弱火位でゆっくり温めながら狐色の焼き色をつけ、塩レモン汁数的かけて完成です。
付け合わせにも良く、豚肉クリームソースやハンバーグトマトソース、鶏肉のクリーム煮など色々なソースに合うので色々試してみてください。
キャラメリゼはほぼお店レベルなのですが一応、フライパンにグラニュー糖を入れ、溶かし色が付いたら半分に割ったアンディーブを入れ焼き色をつけオレンジジュースなどを入れ火を入れて完成です。鴨や鶏肉豚肉などの甘いソースやフルーツを使ったソースに合わせると良いですね。
アンディーブのグラタン
アンディーブはクリームソースやチーズとも相性が良いです。
此処で家でもできるグラタンを紹介します。
材料
- アンディーブ 2本 縦半分に割る
- ハム 4枚
- バター 20g
- 牛乳 400cc
- 薄力粉 20g
- シュレッドチーズ 適量
- パン粉 適量
作り方
- フライパンにバター(分量外)を溶かしてアンディーブを入れ全体に焼き色をつける、グラタン皿に移してハムを巻いておく
- 焼いたフライパンの油を捨て分量のバターを溶かし、火を止めて薄力粉を加え滑らかになるまで混ぜる
- 火をつけ弱火にして粉が沸々と湧いたら、牛乳を少しずつ加えダマにならない様に混ぜながら中火にかける
- ソースが沸いたら、塩胡椒、チキンコンソメ(顆粒、分量外)ほんの少し加え味を整える。
- ソースをグラタン皿に入れ、シュレッドチーズ、パン粉をかけ230度オーブンで、10分位焼いて美味しそうな焼き色がつけば完成。
追記 注意点など
アンディーブは色が変わりやすいので、カットしたら直ぐ使うかりんごの様にレモン水につけると変色を防げます。
またアンディーブは煮ても美味しいのでベーコンや生ハムの風味とつけたブイヨンで煮ると美味しいのでポトフの様に仕立てても最高です。
生ハムやベーコン使用したクリームパスタに最後の仕上げに混ぜると食感もシャキッとして美味しいパスタになります。
最後に合うワイン
アンディーブは乳製品と合わせてコクをだす事が多いので、ニューワールドのシャルドネ、コクが有りバニラや乳製品の香りがするものが互いの味香りを高めて素敵なマリアージュになります。
また柑橘をあわせたサラダには、リースリングやソービニヨンブランが柑橘の香りが共通して、春にピッタリの爽やかマリアージュになります。
コメントを残す